会長挨拶

 2022年度も少なからず新型コロナウィルス感染症の影響を受けた1年となりましたが、ウィズコロナを前提に、少しずつではありますが人と人とが交流する機会が増えてまいりました。
 豊橋日独協会は、4月から月例会「シュタムティッシュ」を再開するとともに、「年次総会・懇親会」、並びに「新年会」を3年ぶりにリアル開催いたしました。また、コロナ禍で1年延期となっておりました「設立30周年記念事業」である記念式典、記念パーティーなどを11月23日(水・祝)に盛大に開催できたこと、また2023年2月に日独交流事業として「ドイツ連邦議会労働社会委員会 視察対応」、「独日協会トリアー一行 昼食会&意見交換会」を行い、日本とドイツ両国の交流促進の一助となったことは大変喜ばしいことでした。
 2023年度は、新型コロナウィルス感染症が2類から5類に移行されたことにより、各種制限が緩和され、諸外国との交流促進や地域イベントの開催など、ほぼコロナ前の状態に戻ることが見込まれます。当協会は、日独交流事業や市民活動への参加、また懇親会や新年会などの会員交流事業を積極的に展開してまいりますので、会員の皆さまはもとより、多くの皆さまにご参加いただければと存じます。
 当協会の2023年3月末日現在の会員登録数は、法人会員49社、個人会員161名です。青少年交流、会員交流、広報・シュタムティッシュ、産業交流、スタディ、文化交流、会員拡大の7つの委員会が中心となり、ドイツ関連のお客さまの接遇対応や歓迎交流会の開催、総会懇親会や新年会をはじめとする会員交流事業の企画、とよはしみなとフェスティバルなど市民イベントへの参画、豊橋市が企画するドイツ関連事業への協力、ドイツ語講座の開講、東日本大震災復興支援活動など、幅広く日独交流事業を展開しております。当協会は、このような様々な活動を通してドイツとの交流を深め、その絆を確固たるものとしてまいりました。この基盤となっているのが月例会「シュタムティッシュ」です。食事をしながら冗談も交えて自由な雰囲気で語り合うことで、会員の皆さまのそれぞれの考えに最も近いカタチで様々な企画が実現できていると自負しております。
 この事からもお分かりいただけるように、当協会の最大の特徴は「全員参加の事業推進」です。会員の皆さまがボランティア精神でホームステイの受け入れ、青少年交流、会員交流、ドイツ関係者の視察対応や歓迎交流会などの様々なイベントに積極的に参加し、事業活動を推進してきました。このような全員参加の活動こそが、日独相互の文化交流に大きな力を発揮し得るものだと思います。
 また、2011年6月にパートナーシティ協定を結んだ豊橋市とドイツ・ヴォルフスブルク市とは、マラソンをはじめ教育や文化面での交歓・交流事業が継続して実施されております。当協会としても、来豊者の接遇対応や独日協会関係者の豊橋市への橋渡しなどの側面支援に積極的に携わり、引き続き両市の友好親善の深耕に寄与してまいりたいと考えております。
 今後も日独交流事業に会員全員が主役で臨み、互いに学び合い、楽しみ、両国文化のそれぞれの良さについて更なる相互理解を目指してまいります。
 皆さま方の積極的なご参加をよろしくお願いいたします。

 

豊橋日独協会 会長 神野 五郎

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