会長挨拶
2021年度も前年度に引き続き、新型コロナウィルス感染症の影響を受けた1年となりました。月例会の「シュタムティッシュ」をはじめ、日独交流事業、市民交流活動など予定していた事業のほとんどが中止となりましたが、8月の「豊橋市・ヴォルフスブルグ市パートナーシティ協定締結10周年オンライン式典」、12月の「クリスマス・シュタムティッシュ2021」の開催など、ウィズコロナを前提に感染防止対策を講じながら一部事業を実施することが出来たのは幸いでした。
新型コロナウィルス感染症も発生から2年が経過し、マスク着用やアルコール消毒等の感染防止対策やワクチン接種の効果も表れはじめ、2022年度は徐々に収束の方向に向かうことが期待されます。豊橋日独協会は、1991年5月の設立から昨年満30年を迎えました。コロナ禍の影響で1年延期となりましたが、本年度(2022年度)、記念式典等の記念事業を開催する予定で準備を進めてまいります。改めまして、関係各位のこれまでの当会に対するご支援、ご協力に心より感謝申し上げますとともに、各種記念事業開催の際は、是非ご参加いただければと存じます。
豊橋日独協会の2022年3月末日現在の会員登録数は、法人会員47社、個人会員170名です。青少年交流、会員交流、広報・シュタムティッシュ、産業交流、スタディ、文化交流、会員拡大の7つの委員会が中心となり、ドイツ関連のお客さまの接遇対応や歓迎交流会の開催、総会懇親会や新年会をはじめとする会員交流事業の企画、とよはしみなとフェスティバルなど市民イベントへの参画、豊橋青少年オーケストラキャンプ事業など豊橋市が企画するドイツ関連事業への協力、ドイツ語講座の開講、東日本大震災で被災された方々への交流支援活動など、幅広く日独交流事業を展開しております。
当協会は、このような様々な活動を通してドイツとの交流を深め、その絆を確固たるものとして来ました。この基盤となっているのが月例会「シュタムティッシュ」です。食事をしながら冗談も交えて自由な雰囲気で語り合うことで、会員の皆さんのそれぞれの考えに最も近いカタチで様々な企画が実現できていると自負しております。
この事からもお分かりいただけるように、当協会の最大の特徴は「全員参加の事業推進」です。会員の皆さんがボランティア精神でホームステイの受け入れ、青少年交流、会員交流、ドイツ関係者の視察対応や歓迎交流会などの様々なイベントに積極的に参加し、事業活動を推進してきました。このような全員参加の活動こそが、日独相互の文化交流に大きな力を発揮し得るものだと思います。
また、2011年6月にパートナーシティ協定を結んだ豊橋市とドイツ・ヴォルフスブルク市とは、マラソンをはじめ教育や文化面での交歓・交流事業が継続して実施されております。当協会としても、来豊者の接遇対応や独日協会関係者の豊橋市への橋渡しなどの側面支援に積極的に携わり、引き続き両市の友好親善の深耕に寄与してまいりたいと考えております。
今後も日独交流事業に会員全員が主役で臨み、互いに学び合い、楽しみ、両国文化のそれぞれの良さについて更なる相互理解を目指してまいります。
皆さま方の積極的なご参加をよろしくお願いいたします。